私たちの『クルマエビ』好きはDNAが関わっていた!? |
クルマエビ(車エビ)の名前は
江戸時代初期から様々な文献に見られ、縞模様がカラダを丸く曲げると車輪のように見えるから
(この時代だと大八車か)に由来するようです。
成長で名前が変わり、大型のものをクルマエビ小振りのものを
「さい巻(細巻、鞘巻)」と呼びます。
「巻(まき)」とは、模様が刀の鞘を紐(ひも)で巻いたように見える事からだと言います。
何と言っても旨いエビ!
クルマエビはエビ類の中で最も旨いと言われます。
その甘味はアミノ酸であるグリシンなど。
他の旨味成分も含めて、クルマエビはエビ類の中で高い含有量なのです~♪
グリシンとは
アミノ酸の中でも最も小さく、単純な構造を持ち、
体内ではセリンやスレオニンから合成されます。
また、DNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)などの
核酸の合成にも必要な成分で、
全身に酸素を運搬するヘモグロビンや、
筋肉の収縮のためのエネルギー源となるクレアチンの原料としても使用されます。
さらに
グリシンは、脊椎や脳幹に多く存在し、中枢神経で抑制系の神経伝達物質として働いたり、
睡眠の質を高め、不眠を改善したり、
活性酸素を抑えることで、肌の質を改善したりするなどの効果があります。
そして!
グリシンはコラーゲンを構成するアミノ酸で、
コラーゲン中の約3分の1を占めており、
美肌を保つ効果だけでなく、コラーゲンが存在する関節などにも重要な働きをします。
また、抗酸化作用があることから、
生活習慣病や老化の原因となる活性酸素の生成を抑制するのだとか。
海鮮旨々炒め
熊本県天草産のクルマエビ、アワビ、ツブ貝、水イカ、甲イカ、
そして今が旬の菜の花、黄ニラ・・・
塩とショウガの味付けで、旨み際立つ。
美味しく健康に、自然の恵みに感謝していただきます(合掌)。
出典元
田川ひろぶみさん