2015年 07月 19日
ギリシャ発『ネクタリン』と『ネクター』の起源をリサーチ! |
ネクタリン
標準和名「ズバイモモ」。バラ科モモ属の果実で、桃の一種です。
一般的な桃には産毛が付いているので「毛桃」と呼ぶのに対し、
表面にうぶ毛がなくつるつるしているので油桃(ゆとう)です。
由来はギリシャ神話・・・
青春と美の女神「ヘベ」は、オリンポス山の神殿で行われる神々の宴で、
皆に酒をお酌するのが役目でした。
彼女がふるまうお酒はたいそう甘くおいしく、
しかも飲むと不老不死になるということで、
神々たちは「へべれけ」になるまで飲んだそうです。
このお酒こそが、霊酒「ネクタル」です。
ネクタリンと清涼飲料水・ネクターは
このギリシャ神話を元に名付けられたもので、
美酒「ネクタル」のようにおいしいという意味合いがあるのです。
余談ですが、「へべれけ」という言葉は、「Hebe erryeke(ヘベ・エリュエケ=女神ヘベのお酌)」
というギリシャ語から作られた日本語です。
ネクタリンの良いトコロ
桃とほぼ同じです。
ただし、ビタミンA効力のあるカロテンの含有量が非常に多く。
桃が100g中に5μgに対し、ネクタリンは240μgと、
桃よりもはるかに優れています。
今朝のネクタリンは
長野産の秀峰(しゅうほう)。
長野県上田市でネクタリンとモモを交配させてできた品種で、
色は淡橙色で大玉。甘さと酸味のバランスがよく、果汁の多い品種です。
桃と比べると・・・
果肉もしっかりしていて身崩れしにくく、
酸味が十分にあるので、甘酸っぱい味が特徴です。
見た目は桃と言うよりスモモに似た感じもしますが、
果肉の香りや味はズバリ桃その物です♪
美味しく健康に、自然の恵みに感謝していただきます(合掌)。
by usagiyakyouto
| 2015-07-19 14:18