2015年 12月 03日
芭蕉に学んだ『時雨煮ごはん』 |
時雨(しぐれ)とは
晩秋から初冬にかけて、パラパラと降ってはやむ一時的な通り雨です。
時雨煮(しぐれに)は
桑名(現在の三重県)名産ハマグリの剥き身を、ショウガとたまり醤油で炊いた佃煮です。
江戸中期に、芭蕉の弟子・各務支考(かがみしこう)が名付けたとされ、
いろいろな風味が口の中を通り過ぎる事から、時雨にたとえたと云われています。
実は・・・
時雨の降るこの時期が、一年で最もハマグリがおいしくなる季節なのです。
ハマグリは
タウリン、鉄、亜鉛などのミネラルを豊富に含み、コレステロールを下げ、
動脈硬化や高血圧症を予防する効果や、滋養強壮にも効果があると言われています。
ビタミンB12が豊富
ハマグリには、野菜からはなかなか摂れないビタミンB12がいっぱいで、
DNAの合成や調整に深く関わり、正常な細胞の増殖を助け、神経を正常に機能させる働きがあるのだとか。
時雨煮ごはん
房州(現在の千葉県)ハマグリの殻を剥き、ショウガ、たまり醤油、本ミリン、
泡盛で炊き、煮汁でご飯を炊きます。
アツアツに時雨煮をサックリあわせたら出来上がり~♪
あ、気が付いたら2杯食べていた・・・。
美味しく健康に、自然の恵みに感謝していただきます(合掌)。
出典元
田川ひりぶみさん
by usagiyakyouto
| 2015-12-03 13:03